女子会に参加しているような、独身女のあるある対談本

「ダメをみがく "女子"の呪いを解く方法 著者:津村記久子、深澤真紀」 オススメしてもらった本。私はもう"女子"という年齢ではない事が気にかかったが、津村記久子さんは78年生まれ(私と同じ歳の36歳)、深澤真紀さんは67年生まれという事だったので、私も読んでいいらしい^^; 一体私達はいつまで"女子"を語っていいのか…。

深澤真紀さんはコラムニストで経営者。草食男子・肉食女子という呼び名をつけた人だ。津村記久子さんは会社員経験のある芥川賞受賞作家。

本の帯に「女子力の無さを商品価値に出来てありがたい」と書かれているのが目についた。女子力の無さであれば、私は誰にも負けないと自負している。が、私の女子力の無さなんて商品になるわけではないので無駄でしか無い。

この二人と私は共感できるのだろうか。この本は対談形式になっている。

こういう類の本の面白さは、2人の毒舌っぷり。私達が普段思っていても口に出せない事をバシバシと言ってくれるので、痛快な気分になる。そして目次を開くと、やはりそんな雰囲気がじんわりと漂っていた。なんなら中身を読まなくても目次だけで「うんうん」と頷く事が出来る。

★いい人に見える人はいい人ではないのよね
★趣味は素敵じゃなくていい
★「子どもがいないからわからない」という呪い
★ポンコツでないフリをする事にエネルギーを費やさない などなど…。

本の半分以上は仕事に関する事が書かれているので、働く独身女性は共感できる事が多かもしれない。私自身は低所得の貧乏人で彼女達のような所謂キャリアウーマンタイプではないので、読んでいて少々気後れしてしまった部分もあるが共感できる部分も多い。

例えば…

人の趣味を「そんなもの!?」と否定する人がいるけれど、自分が持っているもの(良い友だち・良いメンター・良い学歴・良い旦那…)が全て人に言う為のモノだったら、それは発表会の準備になってしまう。そんなものはもういい。

子どもの話を聞くのは興味深くて面白いけれど、子どもがいるという事を属性化して相手に勝とうとしたり、序列を作ったりする人は、なんかある。

これらを感じた事がある女性は多いと思う。特に独身で自分1人で楽しめる趣味を持っていて、結構暮らしは充実しているのだけれど、周囲から「ちょっと変わった人」という目で見られている意識がある女性や、既婚者と独身者の女性が集まった時の小さな自慢話など。

他人の趣味を否定したり、順位をつけたりする人はたいてい本人が幸せじゃない人だ。そんな思いが心の中にあっても、それをなかなか口に出せるものではない。

独身の女友達同士でそんな不満や毒舌を言い合ったところで、今は良くてもいずれどちらかが結婚してしまえば、依存相手がいなくなって寂しい思いをする事になる。ちなみに私にはそんな友達もいないが。

それともう1つ。「ネタ無しに人と会わない」という目次がある。これは私も同感というか。仕事での出来事や、異性との出会いの事や、面白い趣味を見つけたなど…何か話のネタが無いと、人と会う気になれない。

なぜなら話す事が無いと愚痴の言い合いになるだけだから。私はお酒が飲めないし、とりとめのない事を喋り続けるタイプでもないので、雑談には何かテーマのようなものがないと困ってしまうのだ。

でも週末引きこもりで、自宅でペットと過ごす事が大好きな私にとって、そんなにネタなんて無いんだなぁ。この本のタイトルは「ダメをみがく」。さて、私の中にある数ある"ダメ"をどう磨いていくか…。