35歳独身の私、両親への思いと今後の人生について

35歳の私。ひとり暮らしを始めて13年経った。年に4回は両親の元へ帰る。年末年始も地元に帰って両親と過ごす。今年もいつもの正月だ。そして昨日ひとり暮らしの部屋に帰宅した。

私は両親宅から自宅に戻ると毎回必ずホームシックのような空虚感に襲われる。

両親宅と自宅は200km程離れていて新幹線と電車を使って3時間半くらい。車で帰ってもそのくらいだ。遠いと言えば遠いし、近いといえば近い微妙な距離。

父は75歳、母は73歳で2人とも大きな病気にかかる事無く自立した生活を送っている。ありがたい。

私は35歳で未婚で恋人もいない。性格的に人と暮らす事には向いていないだろうと思っているので”結婚”というのは遠い存在だ。出来ても離婚するだろうな…という思いもある。

もし現在、私が結婚して子育てをしていたら一番大切なものは夫と子供だろう。しかしそれが無い私にとって、今一番なものは両親だ。両親もいずれは死ぬ。普通の生活が続けば私よりも先に死ぬ。

だからなるべく親孝行したいと思う。一番の親孝行は地元に帰って結婚し、両親の生活を支えていく事だろうと思う。だが、それが出来ていない現実。両親に申し訳ないと思いながら何年も1人で生活している。

今の仕事は特別やりたい事でもなく、職場には仲の良い人もいない。ただ生活の為だけに働いている。しかも”低所得者”だ。だからこの土地に住まなければいけない理由はない。

それであれば地元に帰って両親の近くで暮らせばいいのだが、どうしても踏ん切りがつかない。というのも、私は地元に友人がいないのだ。

大した事では無い。今思えば、自ら友達を欲していなかった。でも私は若い頃、そこに大きなコンプレックスを抱えた。どこかで偶然、家族連れの同級生に会う事にも恐怖を感じる。地元は私の劣等感が増大する場所だ。

そんな地元に帰り、恋人も出来ず、両親が先に死んでしまったら…地元に帰って来た事を後悔するかもしれない。しかし両親の近くで暮らしたいという思いもある。そういう思いが常に心の片隅にある状態のまま35歳になってしまった。

親もだいぶ年老いた。

私に足りないのは”決断”と”覚悟”なのだろう。こちらで結婚していたら「地元に帰る」という選択肢はないのだから覚悟を決めてここで暮らしていくしか無い。

両親どちらかが自立出来なくなったら、私は地元に戻るつもりだ。そうなれば一生地元で暮らすという覚悟をするしかない。

しかし私は独身であり両親も自立しているので、迷いながら日々暮らしている。

そしてもう一つ。私が帰宅後に感じる”ホームシックのような空虚感”について。これは親への依存心だろう。「親孝行したい」と言いながら、私は本当は親に甘えたいのではないか?と思うのだ。

特に母親に対しては「もっと一緒にいたい」と思う。私は孤独が好きでひとり暮らしも苦ではないものの、やはり自分を理解してくれる人が側にいないのは…

寂しい。

だからと言っていずれ死んでしまう親に依存してはいけない。そう考えると、今するべき事は何よりも人生のパートナーを見つける事なのだろうか。親よりも大切に思う相手が出来た時、覚悟を決める事も出来るだろう。

しかしそんな日はいつ来るか分からない。今日も心はモヤモヤし、そして今月36歳になる。