父の体調不良と、両親の自立した生活と、今後の暮らし

昨夜、お風呂から上がると携帯電話に母からの着信があった。今週末からのGWに帰省する予定だったので、おそらく「朝ごはんは食パンでいいの?」という電話だろうと思った。母は帰省の度に「朝食は食パンか?ピザパンか?」を聞いてくる。なぜその2択しか無いのかよく分からない。

電話をかけ直してみると私が予想していた朝食の件ではなく、父が入院したという知らせだった。父は7~8年前に心筋梗塞を患っており、今回はその一歩手前の狭心症だった。

前日の深夜2時頃、76歳になる父が胸に痛みを感じたようで、自分で車を運転して近く(10分程)の救急病院に行ったそうだ。本来ならこんな時、自分で車を運転するべきではないだろうが、2人暮らしの母は車の免許を持っていない。

深夜2時に救急車を呼べば大きなサイレンを鳴らしながら自宅のアパート前に止まってしまう。田舎という事もあり、野次馬が集まってしまうのでは…と気にしたようだ。心筋梗塞の経験があるので胸の違和感に素早く気付き、すぐに車を出したのだと思う。

深夜の救急病院で処置をしてもらったようだが、その場には婦人科の医師しかいなかった為「このまま病院に泊まってもいいが、自宅に戻ってもいい。戻るのであれば明日の朝、担当医師が来たら連絡するので来院するように。その時は車ではなく救急車で来るように」と言われ、一旦自宅に戻ったらしい。

別室で寝ている母は、父が深夜に出て行った事には全く気づいておらず、翌朝父から事情を聞き、一緒に救急車に乗って病院に行ったのだそう。

今回の病名は不安定狭心症。狭心症とは、血管の中が部分的に狭くなり十分な血液や酸素が心筋に送り込めなくなるもので、一時的に胸に痛みや圧迫されるような発作が出る病気だ。安定型と不安定型があり、不安定型は心筋梗塞の一歩手前という注意が必要な状態。

翌朝、母と救急車で病院に行った父は、血管を広げるために足の付け根からカテーテル(細い管)を入れる治療を行った。本来なら2~3日で退院できるものなのだが、ちょうどゴールデンウィークに入ってしまい医師の数が少ないようで、退院はゴールデンウィーク明けとなってしまった。1週間の入院だ。

これで父は唯一の楽しみであった酒を、一切飲む事が出来なくなる。可哀相だが糖尿病もあるし、仕方がない。

母から「お父さんが入院した」と聞いた時は一瞬、色々な覚悟をした。死に関わる事もそうだが、私もとうとう地元に戻って両親の面倒を見る時が来たか…とも思った。とりあえず、今すぐ命や生活に関わるような事が無くて良かったが。

私は今住んでいる土地が好きで、地元は好きではない。それでも両親のどちらかに介助が必要となったら戻ろうと思っている。以前母にそう伝えた時、母は黙っていて何も言わなかった。

おそらく娘に迷惑をかけたくないという気持ちと同時に、高齢者となった自分達の将来に不安もあり、「戻ってこなくていい」とも「戻ってきて欲しい」とも言えなかったのだと思う。

何がどうなるか未来は分からないが、とりあえず両親2人が自立した生活を出来ている今は、ギリギリまで私自身の暮らしを優先させ自由にさせてもらおうと思っている。明後日、父のお見舞いにコボちゃんを何冊か買って持っていこう。