悩みが無くなり暇になった私は、とうとう恋愛本に手を出した

最近あまり本を読まなくなった。暇つぶし・娯楽として小説などを読む事はあるけれど読書家という程ではない。以前は自己啓発や心理学、また価値観が似ている人のエッセイを手に取る事が多かった。

本ばかり読んでいた時期というのは、自分自身に悩んでいた時だ。"自信を持つ"という事に私を導いてくれる理解者を求めてさまよっていた。その頃は悩んでいたのだから、当然苦しい時期だった。

手にした本は全てを熟読していたわけではないけれど、ざっと中身を見て共感するものがあれば熱心に読んだ。著者の言葉に励まされ、安心し、それについてよく考え、納得し、自分の自信に繋げていった。

その結果、私は以前ほど自分を否定する事が無くなり、 苦しみは無くなり、そして本を読まなくなり、考えなくなった。以前のように本を探すという行為をしなくなったのだが…。そうしたら、暇になった。

何も考えずに済むというのはいい。ストレスにならないし、何より苦しくないのだから。しかし今の私は何となく物足りなさを感じている。刺激を欲しがっているのか?痛い事を気持ちがいいと感じるようになってしまったのか?また苦しみたいのか?いや多分ちょっと違う。

以前は「学んでいる」「前進している」「成長している」という実感があったのだと思う。苦しみの中で、それらを味わう事が快感だったのだろう。

それは仕事だとか子育てだとか、その辺の事にも通ずる。悩み苦しみ進むべき道を探す事で、変化していく自分を実感する事ができる。そして、ひと回りもふた回りも成長した自分に喜び悦に入るわけだけど、今の私にはそれが無い。

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先日恋愛の事で悩んだ。37歳未婚の私は、この歳になってもまだ恋愛に悩んでいて少し恥ずかしいわけだけど、こればかりは仕方の無い事だ。

そんな私は最近、所謂"恋愛本"を手に取るようになった。ネット検索をした時に見かけたある恋愛カウンセラーの言葉が非常に理論的で分かりやすかったというのがきっかけだ。その人が本を紹介していた。

正直私は今までこの類の本を心の奥で小馬鹿にしていたので、これらを手にする事自体非常に抵抗があり、こうしてブログに書く事自体も恥ずかしいと感じているし、この歳にして情けないとすら思う。

けれど読んでみれば、それは納得できる面が多々あり興味深かった。 マニュアルとして基本的な事を知っておくのにはいいと思った。

何より。

これらの本を読んでいると「次に活かそう!」というプラスな気持ちが湧いてくる。「やっぱり私は恋愛が出来ないんだ」と得意の自己嫌悪に陥っていた私の心が癒され、「学ぼう」という前向きな気持ちになれる。

暇になってしまった私の脳が活性化されている気がするのだ。「自分はこれから成長していく」という思いが、私をワクワクさせるのだ。自己啓発本にしてもそうだけれど、読んでいると「私は変わるんだ」と明るい未来を想像する事で前向きな気持ちになれる。

本を読んだ事で成功するかしないかは分からないけれど、落ち込んでいた気持ちが一時的でも前向きになったりワクワクしたりすれば、これらの本を読む事に価値はあるのだろうと思う。