美しい女性が沢山働いている美容外科でレーザー治療をした話

美容外科に行って来た。整形ではない。もう15年以上も前から気になっていたのだが、鼻の穴のちょうど下辺りにクッキリとした毛細血管が浮き上がっていて嫌だなと思っていた。

いつも肌色のコンシーラーで隠していたのだけれど、汗をかいたり鼻をかんだりするとメイクが落ちて毛細血管が現れてしまうので、非常に気を使い「面倒だな」と思っていた。が、この毛細血管はレーザーを当てれば簡単に消えてしまうという事を最近知った。

「鼻の下 毛細血管」というキーワードで検索してみると早速、私が悩んでいたものと同じ画像がバッチリ出てきた。"毛細血管拡張症"というのだそうだ。そしてあるクリニックのブログで「レーザーをたった1回当てただけで消えた」と写真付きで紹介されていた。

インターネットがこれだけ普及しているのに、なぜ私はもっと早く毛細血管について調べなかったのか。いや多分、過去に調べた事はあったのだけれど、まだ詳しい情報が少なかったのかもしれない。

というわけで、クリニックに予約を入れた。ブログに写真を載せていたクリニックは自宅から遠かったので、電車1本で行ける都心にある別のクリニックに行く事にした。ホームページを見てみるとメニューの中に"毛細血管拡張症"との記載があり、費用も載っていたので安心だった。

恐らく数千円で済むとは思うが、しかしレーザーを何回当てるのか分からないし、何だかんだでホームページの金額よりも高くなってしまう可能性もあるので、念の為2万円を持って出かけた。

美容外科・美容皮膚科というような類のクリニックは初めてではなく、20代の頃にお試しで肌にレーザーを当てた事があるのでそれほど緊張はしなかったのだが、入った瞬間に普段味わった事がないような空気を感じた。

受付の女性、カウンセリングの女性達が若くて非常に美しく、華やかな女性ばかりだったのだ。

電話予約の時に「メイクを落として頂くので薄化粧で来てください」と言われたので、だったら最初からノーメイクで行こうと思い、眉毛だけをササッと描き、大きなマスクでクリニックを訪れた私は、それらの美しい女性達を目の前にし非常にモジモジしてしまった。

皆さん、まるでデパート1階にある化粧品売り場の美容部員のよう。太めに描いたアイラインを目尻からキュッと跳ね上げ、まつ毛エクステは綺麗な扇状に開き、肌は陶器のようにツルツルすべすべピカピカ。全員若くて美しい。そこはまさに女の園だった。

そしてこれまた非常に美しい女医とご対面。女医は河北麻衣子を少しキツくしたような顔立ちで、バッチリメイクに加え、黒目を強調するコンタクトを付けており、その大きな瞳で鼻の下をじっくりと観察された私はノーメイクで来た事を激しく後悔した。

女医はまだ若く、20代にも見える。多分アラサーくらいだとは思うが、とにかく美しい。

そして女医からレーザーの説明。1ショット打てばいいとの事。1ショットとは1回パチッと打つ事を言う。たった1パチでこの私を長年悩ませてきた毛細血管が消えてしまうなんて、本当にどうしてもっと早くやらなかったんだろう。

しかも、金額は1パチで約2,000円。さらに今月は私の誕生月という事で25%割引となり、約1,500円で済んだ。2万円も持ってくる必要は全くなかった。そしてレーザーの機械がある部屋に行き、ベッドに仰向けになり、1回パチッと当てて終了。

広がった毛細血管にレーザーを当てることで血管がキュッと縮まり、見えなくなるのだそうだ。レーザーの痛みは、よく言われている「輪ゴムで弾いたような感じ」そのもの。

当てた場所は赤くなっているけれど1週間ほどで治まるそう。半年くらいすると再度、血管が広がり浮き出てくるかもしれないとの事。いやたった1パチで半年保てるのなら大満足だ。美人女医に感謝。

1つ、このレーザー治療とは別の事でちょっと気になる出来事があった。会計をしている時の事なのだが、どうやらこの日はそれほど忙しくなかったようで、美しい女性スタッフ達が井戸端会議のように廊下で立ち話をしていたのだが、「ブス」「ブスだよね」という声が聞こえてきた。

話の内容までは分からない。しかし間違いなく「ブス」と言っていた。ちなみにこのクリニックは"美容外科"ではなく肌を専門としているところなので、整形患者の話ではないと思う。芸能人の話かもしれないし誰の話かは分からないけれど、女の園の裏側を垣間見たという感じがした。

レーザーを打ち終えた私は、自分とは掛け離れた女性たちが集まる女の園を足早に去った。やはり私はこういう、きらびやかな雰囲気の場所は居心地が悪くて苦手だ。「ブスなオバサンと思われてるんだろうな~」なんて思ってしまうのは私の自意識の問題でもあるが。