私は自ら望んで、親を優先した人生を歩もうとしているのか

先日から引っ越しについて書いている。最初に書いた記事は、現在の住まいに水漏れ、漏電、排水管の問題があるので引っ越しを考えているという内容。

次の記事は、目星をつけている物件が今の住まいよりも設備等が充実しており、生活水準を上げる事に不安を感じるという内容。そして前回その流れから「幸せになる事が怖い」という内容を書いた。

昨日、その目星をつけていた物件の内見に行ってきたのだが、少々不安事項があったので今回は見送る事にした。その物件は1階。私の現在の住まいは3階なのだけれど、真夏の猛暑の中、重い荷物を持って3階まで登るのは結構しんどいので1階に憧れていた。

けれどいざ物件を見てみると、ベランダの外に草木が多く生えており、これでは虫に悩まされるのではないか…という不安があった。そしてもう1つ。私は今まで考えた事が無かったのだけれど、ネットで「マンション 1階 デメリット」と検索してみたところ、湿気で悩んでいる人が多かった。

実際その物件には"換気窓"があったので、湿気があるという事だろうと判断。ちなみに最近空いたばかりで、まだリフォーム前だという部屋も見せてもらったのだが、そこは窓が北向きという事もあり壁に黒いカビが生えていた。

そういう訳で今回の引っ越しは見送りとしたのだが、ここ数日、引っ越しの事ばかり考えていたので頭が疲れてしまった。考えていたのは引っ越しの事だけではない。

以前から私は「地元に70代半ばの両親を残し、自分は関東で好き勝手に生きていていいのだろうか」という思いがあり、地元に帰ろうか迷っていた。なので「こちらで引っ越している場合か?」という葛藤もあったのだ。

私は両親、特に母親に対して「放っておいて申し訳ない」という強い気持ちがある。地元には結婚している姉もいるが、母は以前私に「一緒に住むのなら、お姉ちゃんではなくヅラ美がいい」と言った事がある。

母はもう覚えていないかもしれないし、本気ではなかったのかもしれない。けれど実際に、母と姉はそれほど仲が良いわけではない。私の家族は決して仲が悪いわけではないのだが関係が非常に淡白で、私も姉とは年に1度会うかどうか。

なので地元にいる姉よりも、年に4回帰省している私の方が母と会って話す機会が多い事もあり、私には「母の将来は私が支えなければいけない」という思いがある。また「両親に寂しい思いをさせてまで、私が幸せになる事は出来ない」という感情もある。

私の人生は「自分優先」ではなく「親優先」になりつつある。それではいけないという事を頭では分かっている。「私は生きたい場所で私の人生を歩まなければいけない」と自分に言い聞かせてはいるが、それでもどうしても親を放っておいているという罪悪感は払拭できない。

今回、そんなふうに引っ越しの件から両親の将来について考えが派生し、頭が疲れてしまった。なので、物件が希望に合わず引っ越しを見送る事で、一旦これについては考える必要が無くなりホッとしたのだ。

そして今回、私はこんな事も思った。

私は親を思って1人悶々と悩んでいるけれど、それはもしかしたら親を心配しているのではなく、私自身が精神的に親離れ出来ていないのではないか?と。心配なのではなく、本当は私自身が親と一緒にいたいのではないか?甘えたいのではないか?と。

私の中には「現在住んでいる関東で生活をしたい(もしくは友人がいない地元には戻りたくない)」という気持ちと同時に「親に甘えたいから地元に戻りたい」という気持ちがあるのではないか、と。

本来なら両親とは大人同士の関係になっているべきところを、私自身が親離れ出来ておらず「お父さんとお母さんの子供」のままなのではないか?と、今そんな事を考えている。姉と母の関係は淡白なのではなく、あれが正常なのかもしれない。

しかし私が親離れで来ておらず、親に依存してしまっているのかどうか、自分ではよく分からない。